炭水化物は悪なのか?! 役割と重要性!!
世間一般的に、多くの人が炭水化物を「悪い」イメージで捉えている人が多いです。実際に、私の身の回りの人たちでも、マイナスな印象で捉えている人が多くいます。しかし、炭水化物は私たちが生きていく・活動していくうえで非常に重要な役割を持ち、欠かせない栄養素になります。そこで、今回は炭水化物について詳しく、解説していこうと思います!
炭水化物とは?
炭水化物とは、私たちが活動・生命維持するうえで非常に重要な栄養素であり、体を動かすエネルギー源になります。なので、炭水化物が不足してしまうと元気が無くなったり疲れや倦怠感、頭の回転が遅くなるなどといった症状に陥ります。
炭水化物は、糖質+食物繊維で構成されています。
糖質について
糖質とは、エネルギー源の中でも一番使われやすく1gあたり約4kcalあります。
糖質には種類があります。
- 単糖類:これ以上分解できない糖質の最小単位のこと。(グルコース・フルクトース・ガラクトース)
- 少糖類:二糖類(単糖類が2つ以上結合したもの)三糖類・多糖類(単糖類が10個以上結合したもの)など
このような種類があります。
炭水化物の一日の摂取量が、一日の総カロリーの50~60%となります。
食物繊維について
食物繊維とは、腸内の環境や満腹感を満たしてくれる役割がある栄養素です。
また、水溶性食物繊維と脂溶性食物繊維の2種類に分けられます。
水溶性食物繊維
役割:水に溶けやい。水分を吸収し膨らませることで、滞留時間が長くなり満腹感得られやすい。血糖値の上昇抑制・コレステロールの吸収を防ぐ。
食品:海藻、こんにゃく、果物 etc
脂溶性食物繊維
役割:水に溶けにくい。腸を刺激しぜん動運動さかんにしてくれるため、便の排出を促してくれる。また、便秘の予防や腸の予防にも効果的。
食品:豆類、野菜、キノコ etc
糖質はなぜ悪者扱いされているのか
世の中の声を聴くと、「糖質は太る」という声を一番耳にします。例を挙げるとすれば、「夜に食べると太ってしまう」「食べ過ぎると太ってしまう」。この考え方は、半分合っていて半分間違っています。確かに食べ過ぎてしまうと、脂肪が増えて体重増加に繋がり太る原因になります。一時期、ダイエットで「糖質制限ダイエット」が流行りました。が、私はこのやり方はあまりおすすめできません。その理由について話していこうと思います。
なぜ、「糖質制限ダイエット」がおすすめできないのか。
1つ目:初めの方にも述べた通り人間の活動エネルギーの源は「炭水化物」です!特に、糖質が必要となります。なので、糖質を減らしてしまうと一日の活動のエネルギー源が無くなってしまうことになります。
確かに、糖質をとらなくても脂質やたんぱく質を使ってエネルギーを生成します。しかし、脳は糖質しかエネルギーとして使わないため、頭の回転や体調の不調などに陥ってしまいます。また、糖質制限するとリバウンドしやすくなります。このような悪循環になってしまいます。
2つ目:糖質が体内で不足すると、筋肉を分解してブドウ糖を生成し合成させる仕組みが備わっています。そのため脂肪も減っていきますが、一緒に筋肉の減少にも繋がります。しかし、必須アミノ酸の「ロイシン」「イソロイシン」「バリン」を摂取することで防ぐこともできます。が、優先順位として糖質をしっかり摂取することが大事です。
3つ目:ダイエット中にトレーニングをしている方であれば、エネルギー源である糖質が不足してしまうため、パワーの出力や強度が落ちてしまいます。すると、パフォーマンスの低下に繋がり停滞や失敗に繋がってしまう可能性があります。
つまり、糖質制限してしまうとエネルギー源として使われる糖質が不足し、倦怠感・パフォーマンスの低下。また、筋肉の減少に繋がってしまうことになります。なので、炭水化物はしっかり摂取し脂質の制限をしてあげた方が効率的にダイエットが進みます。
最後に
今回は炭水化物について解説しました。これまで、間違った情報や知識に踊らされてきた方もいると思います。この記事を読んで、正しい知識を身に着けて食生活を送ってほしいと思います。この情報が、ダイエットの手助けとなれば幸いです。
今後も、他の栄養素についても解説していきたいと思います。ぜひ、そちらの記事も読んでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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